今現在、仙台は新型コロナウィルス感染症まん延防止期間です。
お客様はほぼいない状況で何するわけでもなく、日時だけが過ぎていきます。
本来でしたら、別事業やこのような状況を打開する手を打たなくてななりませんが、遅々として進まないのが現状です。
そのような厳しい状況ではありますが、今後迎えるお客様の為と思い、客室と食堂の畳を表替えしております。
緑の畳は、見た目にも美しく、井草の香りが和風旅館である記憶を呼び起こします。
今だけ味わえる感覚を是非みなさんにも感じてもらいたいなと思っている今日この頃です。
畳屋さんに聞いたところ、畳の鮮やかな緑色と香りは井草本来のものではなく、井草を強化する為に泥漬する工程があり、その泥によって付随するものであると聞きました。
その泥漬けした井草を乾燥させて織り込んで畳が出来上がるのが簡単な流れだそうです。
長年生きてきて初めて知る知識でした。
ついでに、お泊りになるお客様にお願いです。濡れたタオルなどを畳にそのまま置かれるとシミになります。
このシミは、すぐに拭き取って乾燥させると取れるのですが一晩も放置されると完全にシミ跡がとれなくなってしまいます。
是非、そのような状況にならないように気を付けるようご協力ください。